前文 指揮者のために。弦楽器に合わせて。第八の調べにのせて。ダビデの賛歌。
6:1 【主】よ御怒りで私を責めないでください。あなたの憤りで私を懲らしめないでください。
詩篇6篇は、7つの悔い改めの詩篇(6,,32,38,51,102,130,143)として知られ、ユダヤ人たちはこの詩篇を朗読するたびに、自らの罪と向き合い、神の赦しの恵みを受け取っていた。私たちもこの悔い改めの詩篇を朗読するたびに、また聖餐式を受けるたびに、聖められることを求め、再決心する必要がある。
賛歌と表題にありながら、冒頭は「怒りで私を責めないでください」「憤りで私を懲らしめないでください」と神の裁きの厳しさが語られる。しかし、悔い改めの中で、良心の呵責がとても重要であり、この呵責から逃げてしまうなら、赦しの平安につながらない。
この良心は、律法によって人々の心に刻まれていくのだが、一方すべての人に等しく良心は与えられている「彼らは、律法の命じる行いが自分の心に記されていることを示しています。彼らの良心も証ししていて、彼らの心の思いは互いに責め合ったり、また弁明し合ったりさえするのです(ローマ2:15)。」
それゆえ、神は正しい審判者であり、私たちは罪に対して言い逃れできず、素直に認めなければならない。
<祈り>
悔い改めは救いにつながる大切な信仰決心です。罪から来る恥や卑屈さに負けず、御言葉と良心に従って正しく歩めるように助けを与えください。
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